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2010.06.28

本【八日目の蝉】

八日目の蝉 Book 八日目の蝉

著者:角田 光代
販売元:中央公論新社
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NHKドラマ化。(笑)

どうしても、映像化した本に手が伸びてしまう・・・。

あらすじは~。

不倫相手の家庭から乳児を誘拐した女性の逃亡劇(4年、5年?!)+その子供が大人になってからの話。

面白かった。第一部は、逃亡劇なんだけど、誘拐するところから始まり、友人宅→立退きを余儀なくされている頑固なおばあさん宅→女性だけの共同体(宗教団体のような違うような)→~と続いていく。

その間の、子供の少しずつの成長、主人公逃亡劇とその生活の様子、過去(不倫)での出来事が、絶妙に織り交ざっていて、ページをめくる手が止まらない。ドキドキするし。面白い。

後半は、誘拐された子供の話。こちらも現代(大人になってる。)、成長の過程、事件の話が織り交ざって、更にこの子の感情の変化、成長が感じられる。

ただ・・・。

やっぱ、誘拐自体が自己中な行動なわけ。でも、後半で不倫相手の奥さん(誘拐された子の実の母ね。)がダメな人っぽい書き方なのが、ちょっとやだった。

この主人公は、母として素晴らしく、奥さんはうーーーんって感じなんだけど、それが、作品全体通して、誘拐の正当化につながってる感がある。(主人公自身が自分を正当化してるんじゃなく、お話として、読んでる側への正当化ね。)

奥さんをダメ母として描く必要はなかったんじゃないかな~。単純に、誘拐したけど、子供を愛し、それは素晴らしかったって方向だけにした方が、言い訳がましくなくて美しかったような。

何年にも渡る逃亡劇と、その子供への愛は素晴らしかった。

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