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2010.07.14

本【小暮写眞館】

小暮写眞館 (100周年書き下ろし) Book 小暮写眞館 (100周年書き下ろし)

著者:宮部 みゆき
販売元:講談社
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簡単にあらすじ。

主人公の英一は、息子を「花ちゃん(花菱英一)」と呼ぶ変わった両親と人懐こくて賢い小学二年生の弟を持つ高校生。

この変わった両親が、古びた中古の写眞館を購入し改造せずそのまま住むことで、持ち込まれた心霊写真をきっかけに、話が始まる。

高校の友人、弟のピカ(光)、幼い頃死んでしまった妹、写眞館を購入した不動産で働く人々、心霊写真の調査で知り合った人とのお話。

心霊写真とか、特殊な設定ではあるが、まぁ。青春ものか。何も考えず、宮部みゆきだと言うだけで、購入してしまったが、いつもの事件物ではなかった。

びっくりするぐらい(そういう意味の事件は、)何も起こらなくて、途中まであれ?あれ?と読んでた。

しかし、やはり、「宮部みゆき」その筆力というか、人物描写が素晴らしく、熱くなる出来事は後半までほとんど起こらないにも関わらず、面白くて、ページが進む。

人物に対し、細かいことが山ほど書いているわけでも、びっくりするくらい徳がある人が描かれているわけでも、かっこつけてるわけでもないのに、ストッと近くにいそうなでもいなさそうな自然なんだよなぁ。人物設定に一貫したものがあって、ぶれない感じ。

本自体の感想は、他の作品より好き。(好みのレベル)

暖かで優しい話だった。

事件がおこるでもなくても、普通に世の中には悪意があって、それを避けては通れないと思う。主人公がそれを色々な出来事で目にするけど、それと同時に絆とか優しさとかを感じとっていく様子が好ましかった。

後半の自分の周りに起きる出来事も、家族の暖かさや聡明さが素晴らしかった。

かなり、何回もうるった。

しかし、厚い。持ち歩きにくい。読了で、これを持ち歩かなくて良くなるかと思うとうれしい。

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