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2010.11.12

本【悪人】

悪人(上) (朝日文庫) Book 悪人(上) (朝日文庫)

著者:吉田 修一
販売元:朝日新聞出版
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これも、映画化されたくらいなので。

保険外交員が殺された。容疑者として、出会い系サイトで出会った土木作業員である祐一(妻夫木君)が上がった。
本当の悪人は、果たして誰なのか?

 

 

期待しすぎたかなぁ。悪くはないけど。

多分、事件に関連するいろいろな人をさして悪人と言い、またさまざまな些細な出来事が殺人事件、逃亡事件へつながってく連鎖を描かれてるんだろうと思う。

例えば、祐一を幼い頃、捨てた母。
友人に見栄を張る被害者とそれに対抗するような友人。
出会い系でしか愛情見つけられない人々。
売春まがいのことをしていた被害者を責めるマスコミ。

その一方で、愛情を持って育ててくれていた祐一の祖母、被害者の父、純粋な被害者の友人や・・・。

さまざまな立場の登場人物が出てきて、それらの言い分や背景が積み重なって話が出来上がってる。そこは素晴らしかった。

 

でも、肝心の祐一や光代が・・・。
後、セックスのシーンも。
刹那的な表現を目指したかったのかも知れないけど。
やっぱり、身勝手な感じが際立ってしまってて。

 

それは、それでありやけど、「本当の悪人は誰なのか?」というテーマがぶれてしまっている。

 

比べるのはナンセンスなのはわかるけど、上でいいって言った人間模様も宮部みゆきの模倣犯のそれには負けてるのよね。

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